2020/02/18

久しぶりにフィールドへ

トウキョウサンショウウオの観察と流木を拾いに川へ行ってきました。

去年の秋以来ですが、その間に通過した台風で川の流れがずいぶん変わっていました。水生昆虫やイモリやトウキョウサンショウウオのいる水路は、前回行った時に鉄板がひかれ駐車場になっていました。

もう少し自然を大切にしませんか?

このような状況になってしまえばイモリの繁殖は絶望的ですが、工事が終われば元の環境に戻るかもしれないので、その時までどうにか生き延びていてくれたらと願っています。

他の産卵場所を確認しに、上流へ進みました。
昨年観察したときは干上がっていた水場が、今年はバッチリ水たまりになっていました。
これも台風の影響なのか?湧水の勢いで泥がえぐられたんだと思います。
多少環境が変わるのも自然に生きる者たちには悪いことではないのですね。

さらにその奥に同じような地形が2カ所ありましたが、まだカエルしか産卵していませんでした。その次に初めてトウキョウサンショウウオの卵嚢を見つけた少し開けた湿地がありますが、それ以来卵嚢は確認していません。もう少し時期が遅いのか…  さらにその次の水場(といってもちょっとした流れだけ)は3年前卵嚢を見つけてからは確認できていません。そこには人の手によって掘られた水たまりがありました。産卵ようの木を準備していなかったので、カエルの人なのかな?とりあえず見るだけ見たので引きあげました。

帰りに前から気になっていた車道脇の水たまりを初めて覗いてみましたが、カエルの卵しか見られず諦めて、人様の田んぼの水を抜いていない部分を見に行きました。特に何も見つけられず…もう一度車に戻る時に先の水たまりを覗いたところ、トウキョウサンショウウオの♂が見られたのでよく探してみると、卵嚢が3対ほど確認できました。新しい産卵場所はゴミが投げ捨てられていますが、わりと綺麗で冷たい水でした。人知れず生きている生き物がいてよかった。

たくさん遊んだので帰路へ。今日は春一番だったのかな?風が強かったです。


開けた湿地のカエルの卵

白い卵カエルの卵は何カエルなのでしょうか?

本日の収穫
洒落た流木を蘭の着生用に拾ってきました。

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